日本の長期的人口減少を前にして、多くの日本企業・日本人起業家が海外市場の開拓を目指しています。
シンガポールやマレーシアに移住して新規開拓する方も少なくないようですが、まだまだ拠点は日本において、ホームページ、ショッピングサイトなどのインターネットで海外への売り込みを試みるのが主流だと思います。
そんな、日本から海外に向けての情報発信をする場合ですが、ただ単に、日本語ページを英語にしていませんか?
海外向けのホームページ、英語・外国語にすればいいわけじゃない
日本の企業や商業施設の英語のホームページが増えて来ています。
日本政府も外国人観光客の誘致に積極的になっていますし、日本に来る外国人も増えていますから、企業・商業施設も英語のホームページを持つことはいいことです。
ですが、その英語のページ、ひょっとしたら外国人には評価されていない可能性があります。
東京オリンピック招致で有名な「お・も・て・な・し」は世界的には低評価?
元ゴールドマンサックスのアナリストで、今は小西美術工藝社の社長をされているデービッド・アトキンソンさんの「新・観光立国論」という書籍を見ていたら、こんな下りがありました。
日本人の多くは、あの「おもてなし」にまつわるスピーチが高く評価され、日本開催が決定したとおもていることでしょう。実際に日本の明日コミは、そのように報道しました。しかし、残念ながら世界的には全く逆で、あのプレゼンテーションの「おもてなし」についてはかなり厳しいことも言われており、むしろ否定的な意見が多いのです。
その最大の理由は、そう指示されていたからでしょうが、彼女(滝川クリステルさん)が「お・も・て・な・し」と一文字ずつ区切って強調した上で、合唱したことです。あの姿に私は、非常に大きな違和感を覚えました。なかでもこれは誤解を招くのではないかと感じたのは、あの語りかけるような口調です。(デービッド・アトキンソン著「新・観光立国論」、p102より)
私はこの部分を読んだ時、頭を殴られたような気がしました。
あの滝川クリステルさんのスピーチがあったから、東京オリンピックを承知できた!と思っていたのですが、なんとそれを聞いていた外国人の方の中には、上記のような違和感や傲慢さを感じたデービッドさんが言うとおり、日本のニュースを見ていた私は、「おもてなし文化」は高く評価されたと思っていましたが、外国人から見た場合は全然違ったんです。
お客さんに営業に関わってもらうという手があります
海外向けにビジネスを展開されるなら、その基本に従って、外国向けのコミュニケーションは売り込み先から日本に来ている外国人の力を借りるという手があります。
手前味噌な話で恐縮ですが、私共の母体はCOTO Language Academy(COTOランゲージアカデミー)という外国人に日本語を教える語学学校なのですが、生徒募集のホームページのデザインを外国人に完全に任せたところ、集客数が4倍に増えました。
http://cotoacademy.com/
そんな、外国人WEBデザイナーに海外向けECサイト、ホームページを完全外注する方法を現在、弊社では研究を進めています。
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