前回、流行・クチコミが、インバウンドビジネスで勝ち組になるための武器であることを指摘し、流行・クチコミを産むための6つの原則を紹介しました。
今回は、そんなクチコミの大事さを理解した企業が、次に行うべきことがアンバサダーマーケティングです。
アンバサダーマーケティングとは
アンバサダーというのは日本語でいうと大使。あなたの企業の味方であり、強力なサポーターであり、あなたの代わりに他の人々に影響を及ぼしてくれる存在のことです。
「アンバサダーマーケティング」(ロブ・フュジェッタ著、日経BP社)
自社の製品・サービス利用者が、ソーシャルネットワークでクチコミをしれくれるかどうかは、基本的には企業側はコントロールできません。
しかり、しっかりとした企業活動をしていると、自社の製品・サービスを高頻度で利用したり、高価格帯を好意的に消費するユーザーが現れてくるもので、そんな人に自社のクチコミをお願いしてはどうだろうか?という発想が出てくるものです。
そんなユーザーさんが、次のような条件を満たすなら、自社の製品・サービスのアンバサダーという役割を与えて見てはいかがでしょうか?
- 交友範囲が広いこと
- 高頻度で自社製品・サービスについて訴えている
- その人が紹介すると、聞いた人が自社製品・サービスを買いたくなるようにする影響力
アンバサダーを増やす5か条
先に示したロブ・フュジェッタ氏の書籍によれば、アンバサダーを増やすには次の5つの方法があると述べられています。
- 「ヤバいぐらい最高の製品」
- 記憶に残るサービス
- 「良い利益」を得る努力をする
- コストが増えても正しいことをする
- 社会的良心を持つ
自社の製品・サービスが、Facebookなどでシェアされた場合に上記の5つの条件を満たすように写っているか確認して見ましょう。
そして、もし、そのように伝わらないのであれば、きちんと伝わるようなシェアしてもらえるコンテンツを企画し、アンバサダーに提供して見てはどうでしょうか?
アンバサダーは勝手連
アンバサダーはインフルエンサーや企業広告のために雇われた外国人とは異なり、利では動きません。万一、アンバサダーに金銭を払って雇ったことがしれた場合には、その企業のブランドは取り返しのないほど毀損してしまうので、あくまでもアンバサダー自身の意思で自社サービスをSNSでシェアすることを支援するのが大事です。
インバウンドビジネスの集客法として欠かせないクチコミなので、より正しく圧倒的な情報を提供できるように企業体制を見直して見てください。
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